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本書はさまざまな出会いをつつましく繊細な感性で受けとめた縁(えにし)の集積である。序・綾部仁喜(帯より)
●綾部仁喜抄出
門前をひろがり行けり秋遍路
陵の茂りの中の半旗なり
挙げてゐる面なりけり花の雨
畑土の一尺上を初燕
一苑の秋草のみなすぐれけり
頭に触るる数の一つの大瓢
島の橋祭りの人を通しけり
丈高き金婚の松飾りけり
触りたる所がぬれて干若布
もう一度数へて朴の花ふえて
序/帯・綾部仁喜
装丁・君嶋真理子
四六判フランス装
180頁