一度飲んだら忘れられないその香りと名前。強烈な個性が人気の紫蘇(しそ)焼酎です。
「♪タンタカターン♪」とふざけたくなる名前ですが、最後の「譚」は物語の意。「英雄譚」のように使われます。鍛高の地の物語という意味ですね。使用している紫蘇の産地である北海道の民話が首掛けに付いています。

 紫蘇の香りが豊かに広がりすぎて、ちょっと食中酒には向かないと思います。しかし食後酒やカクテルベースとしてはなかなか面白く、特に女性に人気なのもその点でしょう。アルコールが20度と控えめなのも気軽に飲むには良いですね。


補足
本品はとにかく香りが命。リキュールであれば赤紫蘇の色をつけるなど出来ますが、焼酎はよけいな加工は出来ません。その香りを際だたせるためだけに様々な工夫がされています。
 甲類乙類の混和焼酎となっているのもその一つ、芋の混和焼酎などでも感じますが、香りの深みより広がりを重視した造りです。
 またアルコールを20度に抑えているのも大事です。スコッチウイスキーのブレンダーも香りがよくわかる20度前後に薄めてから調整しているのです。
 原料にデーツ(なつめやし)を使っているのもその一つ、紫蘇だけでは糖分が少なく酒にならないので、他の原料で焼酎を仕込むときにエキスを加えることになるんですが、芋のようにそれ自体の香りが強いと紫蘇の香りを殺してしまいます。一番紫蘇の香りを生かせる相方として果物であるデーツが選ばれたのでしょう。果物としては唯一焼酎の原料として認可されているデーツですが、これ結構原価が高いはずなんでこだわりがないと使えませんよね。

 こんなに香りにこだわって造っても、開封して長々置いておくと香りが飛んでしまうんです。飲み残しはしっかりふたを閉めて、長くて2週間程度で飲みきって欲しいですね。